2024-01-01から1年間の記事一覧
面白い本をお探しですか?今年感動した本のベスト3です。 1『堕落論』坂口安吾 短いのにとにかく深く感動しました。若い時に読んで分かった気にならなくて良かった本。坂口安吾という人はとても純粋で、敗戦(終戦ではなく敗戦)を全身全霊で受け止めて言…
サーフィンを始めました。教え上手な先生に恵まれて、1週間で膝丈の波に乗れるようになりました。昨日は沖の波が高かったので、岸辺の小さめの波で遊びました。 しかし、真のサーファーはやはり沖に出るもの。岸辺の波で遊ぶのは安直に楽しいのですが、やは…
最近の発見として、ギャップを楽しむのって日本文化の特徴かな、と思っています。 具体例としては… 温泉で熱い風呂と水風呂に交互に入るのを楽しむ。 パフェ好きの友達に、日本のパフェの極意は対照的な食感のある具材のシンフォニーを楽しむことだと説明さ…
日々満ち欠けてゆく月と不死は意外な組み合わせだと思い、興味をもってネフスキーの本を手にとりました。坂本龍一さんのご著書に紹介されていたことがきっかけです。ネフスキーはロシア出身で日本に留学し、柳田國男や金田一京助と交流があった民俗・言語学…
今日は天王洲アイルで開催されたMYAFというアートイベントに行ってきました。絵画、音楽、インスタレーション等の多様な作品が一堂に会していて、とても楽しかったです。パフォーマンス・アートで心に残るものが多かったです。 そんな中でご紹介したいのがガ…
東京都国立美術館の「ハニワと土偶の近代」展に行ってきました。面白かったです。改めて土偶も埴輪も魅力があると思いました。知らなかったのは、第二次世界大戦中にプロパガンダとして埴輪のイメージが使用されていたということ。新しい知識を得るのって楽…
東京都美術館で「大地に耳をすます」という展覧会を見てきました。ミロコマチコさんの作品が素晴らしかった。はっきりとした独自の世界観があって、その中で洞窟画が現代に蘇ったような神秘的でバイタリティのある作品に元気をもらいました。 作家を国籍に還…
今週訪れた東京都写真美術館で出会った作品に圧倒されました。 山崎博がまっすぐな地平線で上下に分かたれた空と海をとった三枚の連作。展覧会で紹介されていた編集者の松岡正剛の言葉を引用します。 山崎が採用したのは、……被写体をもつしかない写真という…
今回は山本周五郎の短編のおすすめです。大好きな作家の沢木耕太郎さんが編まれた短編のアンソロジー「おたふく」に収録されているものを読みました。 この物語の主人公は菊千代。武家の女性なのですが、訳あって男性として育てられました。初潮とともに自分…
幕末は優れた人材が輩出した時期ですが、心に残る歴史的人物はいますか? 一人選ぶのは難しいですが、土方歳三はやっぱり凄いと思います。土方歳三をモデルにした作品は司馬遼太郎の「燃えよ剣」やアニメの「薄桜鬼」など、数え切れません。若かったっころの…
ボーズラブを描いたBLのアニメって見たことはありますか?万人向けのジャンルではありませんが、面白いです。今回のブログでは見ようかどうか迷っている人向けに、僕がBLを面白いと思う理由を3つ紹介します。 まずは一般的なBLは異能力やバトルがなく日常で…
姿は女性で内面は男性だと悟った時から、体には手をつけないという意思は明確です。トランスジェンダーの人にとって、外見をどうするかということは重要な選択です。こんな考え方もあるという一例として、僕の考えをまとめてみました。 まずは僕自身が生理学…
トランスジェンダーだと友達に言うと、どんなことを聞かれると思いますか? 定番は、女性と男性とどちらが恋愛対象なのかということ。僕は多分、自分よりも男性的な男性とお付き合いしたいです。さりげにハードルが高めなことは認識しています。 予想外だっ…
突然ビビッと閃きが訪れることってありませんか? そんな感じである金曜日の朝、自分の内面のアイデンティティーは「僕」なんだという自覚と共に目覚めました。その契機となるコーチングのセッションを受けてから、三日目のことでした。 コーチングを受け始…