僕の女子転生日記

そこそこの美人で中身バリバリ男子な僕の世渡り日記

日本文化の特徴:ギャップを楽しむ

最近の発見として、ギャップを楽しむのって日本文化の特徴かな、と思っています。

具体例としては…

  • 温泉で熱い風呂と水風呂に交互に入るのを楽しむ。
  • パフェ好きの友達に、日本のパフェの極意は対照的な食感のある具材のシンフォニーを楽しむことだと説明された。
  • 髪の毛をクラゲカットにした時に、スタイリストさんに髪の長いところを短いところの差を楽しむのが、このヘアスタイルの趣旨だと教えてもらった。

このギャップを楽しむという発想は、海外では日本やアジアほど顕著に見られないと思います。かなり雑な一般化になることは承知していますが、西洋の文化は同一化する力が強いように思います。それは一神教が自らの神を「正しい」ものとして、異教徒を教化しようとする動きに近いような気がします。自然にしても克服し、なるべく均一なものにしようとする側面があるのではないでしょか。たとえばアメリカの田畑などは一区画がとても大きくのぺっとしていますよね。

それに対して日本の文化は多神教的です。様々な神様とのご縁を楽しむように、いろいろなものをひっくるめてそのまま取り入れてしまって、重曹的な世界構造を楽しもうという考え方が根幹にあるのかもしれません。ギャップは差異がないと生じないので、対極的なものが共存していることが、ギャップを楽しむ前提となります。

そして、このような多様性があるのは日本文化だけではないかもしれません。以前インドに旅行したことがあるのですが、インドはヒンズー教の地域とキリスト教の地域で雰囲気や人の服装が全然違ってびっくりしました。第一印象としては何もかも包摂してしまう生命力の強い国というイメージでした。宗教上の違いだと争いにつながることもあるし、インド人がギャップを楽しんでいるか論じられるほどにインドには詳しくはありません。もしかして何事も現前するがままに、ただ受け容れているというあたりがインドらしさなのかもしれません。

ひらがなとカタカナのギャップ。本音と立前のギャップ。身の回りに普段意識していないギャップはたくさんあります。そういった一つ一つを、もう少しずつ味わってみたら生活が豊かになるかもしれないと思いました。

 

#日本文化 #多神教 #ギャップ萌え